住宅設計を考えるなかで一般的な住宅そのものの性能が高まりつつあると考えられているようです。住宅の性能とはすなわち、防災に関する耐震構造・設備、気候の変動によるところの断熱や防水などがあげられるでしょう。さらには住宅環境に備えられるエネルギーとしては、個人の一般的な戸建てに太陽光発電設備などが用いられるようにもなりました。さらにはITを駆使したスマートハウスなどと称される、未来型の住宅環境が一般化されることもそう遠い未来ではないと考えられはじめているようなのです。住宅環境の良し悪しは、そこに住んで見ない限りはなかなか分かりづらいものなのかもしれませんが、普段の生活のなかでの便利さ・不便さを考えるなかで住宅設計のベースに必要となるような要素が見え隠れするかもしれません。